贈り物
8時半から22時まで授業
今日はクリスマス・イブ
3年ほど前までは塾でクリスマス会をしていたが
コロナ流行から
実施を見送っている
今年も受験前という時期で、感染者が増えている状況のため
開催を見送る
少しでも生徒たちに出来ることを、と
ひとりひとりメッセージつきのお菓子を渡す
最初は喜んでくれるだろうかと
心配になるが
予想していたよりも喜んでくれる子供達の顔を見ると
プレゼントして良かったと思う
今年の授業もあとわずか
一日一日を大切にしていこう
‥‥‥‥‥‥‥‥
今日は今年で卒塾する二人の高3生の授業
一人は第一志望校合格して、遊びたい時期にも関わらず
今月いっぱいは最後の瞬間まで塾に来たいと考えてくれる生徒
今日は保護者の方の送迎の都合がつかず
塾に来ることは難しかったものの
わざわざJRの名松線にのり
1時間も遅刻してまで授業に来てくれた
「やっぱり休むのは違うなと思って」と爽やかに答える生徒
もう一人の生徒は
小6から6年間も通常してくれた生徒で
今日が本当に最後の授業
小学生の時は身長も低く、よく頭を撫でていたが
今では僕よりも背が高くなった
僕の冗談にお腹を抱えて笑っていた中学生のときとは違って
今では鋭いツッコミをするほど精神的にも成長した
今日
一生懸命勉強している背中をみていると
思わず抱きしめたい気持ちになった
授業終了後
「小6の時から毎週先生と一緒に勉強して、お世話になりました。18年の人生の3分の1を先生と一緒に過ごしたと思うと不思議です」
と言いながら
手紙と心遣いを頂く
駐車場まで送っていって
別れの握手をしたとき、涙がこぼれそうになった
見本になる人間として泣いてはいけないと我慢をしながら
彼の目を見ていると、涙がこぼれていた
講師と生徒と言う関係は今日で終わり
でも人間関係がおわったわけではない
別れを惜しんで涙を流してくれる彼のためにも
恥じない仕事をしていきたい