職人

昨日

 

19時頃に塾の駐車場で

見覚えのある顔を見る

 

 

卒塾生だった

 

 

彼は、お菓子が入ったビニール袋を僕に渡して

「先生久しぶりです」

と笑いかける

 

 

塾に顔を見せに来てくれたのだ

 

 

彼は

久居農林の生徒で

中学時代から塾に来てくれていて

高校でも成績が上位だった

 

そのため、推薦で国立の大学や難関大学を目指せる状況だった

 

 

高校2年生の終わりに

「やっぱり大学にいくのはやめようと思います。将来木工職人になりたいんです」

と話してくれた

 

塾講師と言う立場から大学に行くメリットも話をしたが

 

やりたいことか定まっていて、それを目指している彼の姿を見ていると

純粋にその夢を応援したいという気持ちになった

 

「じゃあ塾で勉強するのも、その夢を追うには違うな。応援しとる」

と送り出した

 

そのとき

手作りの木製のお皿を塾にくれた

「手作りなんです」と

 

今でも大切に塾においてある

 

 

そんな彼は

今では

Jリーグの有名チームのクラブハウスを作る仕事をしているという

 

「職人が集まっているんで、厳しい環境ですけど、仕事は楽しいです」

と話してくれた

 

元気をもらった

 

ありがとう

 

 

自分が好きなことに取り組む

 

勉強だけが全てじゃない

 

という当たり前の事を教えてもらった

 

進路指導に活かしていきたい

 

またいつでも顔をみせにきてほしい

 

 

明日は17時から通常授業